海外レビューではイマイチな評価も目立つマフィア3。評価が伸び悩んだことで購入を迷っているユーザーもいるかと思います。個人的には非常に楽しめたタイトルなので「 マフィア3 」の魅力を少しでも伝えられればと思います!
Contents
グラフィックはどんな感じ?
忠実に再現された街並み
リアル志向のユーザーであれば、一番気になるのがゲームのグラフィックです。
本作の舞台である1960年代のアメリカ南部の都市(ニューボルドー)はレトロな街並みに溢れ、行き交う人々の服装や自動車などが60年前のアメリカにタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。
素人目で見ても、当時の再現度は非常に高いと感じます。
美しい空模様の描写
特に力が入っていると感じるのは空模様の描写です。
同じ場所でも天候や時間帯により印象が大きく変わり、ゲーム内での時間の流れを感じることができます。
本作はファストトラベルができないという問題点を抱えていますが、美しい夕日が沈む街並みをドライブすれば移動のわずらわしさを感じることなく目的地まで到着できるはずです。
作りこまれた小物
酒場の酒ビンやグラス、料理などの小物も細かく作りこまれています。
これらの小物の再現度が高く、種類が豊富にあるだけで、その場の雰囲気がだいぶ変わりますね!
敵のアジトに潜入した際などは、銃弾が飛び交い、グラスが割れ、書類が散乱し、酒が発火するなど、豊かなオブジェクトの破壊表現がその場の臨場感を高めてくれます。
オリジナリティのある敵のアジト
ネットなどの評価では「 ミッション内容が敵勢力を各個撃破する単調作業 」と酷評されていました。
確かにターゲットを倒す作業の繰り返しに違いはありませんが、敵のアジトとして多くの舞台(建物)が用意されており個人的には毎回新鮮な気持ちでミッションに挑むことができています。
例えば、廃棄された遊園地や豪華客船、売春宿街に高層ホテルの最上階、ワニの飼育場など、敵のアジトとなる舞台は多種多様です。
当然ながら各アジトには、その場の雰囲気に合った調度品が並べられており、潜入時の気持ちを盛り上げてくれます。
重厚なシナリオがアツい
人間味のあるドラマ展開
ゲーム好きなユーザーなら、既に本作のあらすじを把握しているかもしれませんが、メインストーリーは退役黒人男性「 リンカーン 」によるイタリアンマフィアへの復讐劇です。
敵対する幹部たちも個性的で、家族を持ちマフィアとして生活している場面が随所で描かれています。
劇中では「 兄弟でなければ始末しているところだ! 」や「 早く孫の顔を見せてほしい 」などのセリフも入り、彼らの人間味を感じ取れるシーンが多数用意されています。
詳細な人物設定も確認可能
ストーリー上では確認できないような人物経歴も、オプション画面から確認することができます。
敵幹部や仲間の経歴を予習しておけば性格や人物関係が整理でき、より深みのあるストーリーとして本編を楽しむことができます。
ただし、文字が小さいので画面サイズによっては読みづらいかもしれません。
ゲームシステムの魅力
仲間と一緒にアジトへ突入
プレイヤーは敵のアジトに潜入or突入し、ターゲットである敵幹部たちを倒すことが目的です。
誰にも気づかれずに潜入しステルスプレイで進めることも、正面から手榴弾を投げ込みランボープレイでゴリ押しすることもできます。
どちらのプレイスタイルもスリリングで面白味がありますが、個人的におすすめなのは仲間を呼んでの協力プレイです。
といってもプレイヤー同士が繋がるオンラインマルチプレイではなく、AIの仲間に手助けしてもらえるだけの完全ソロプレイのため、オンラインマルチプレイのように他プレイヤーに気を使う必要はありません。
ゲームを進めて「 襲撃部隊 」のスキルをアンロックすると、お金を支払うことでいつでも仲間を呼び寄せることができます。
※呼べる仲間は最初は3人までですが、最大4人まで呼べるようになります。
敵も味方もAIの精度が微妙なうえ、味方に指示を出すことはできないので、仲間が思い通りに行動しないこともありますが、疑似的な連携プレイでアジトに突入しているだけでかなり楽しめます。
オンラインプレイに抵抗感があるけど、仲間とドンパチしたいユーザーには嬉しい機能と言えるでしょう。
戦闘準備もその場で完了
仲間を呼ぶ「 襲撃部隊 」と同じく、ゲームを進めると「 武器や車の配達 」も電話で呼び寄せることができるようになります。
銃弾の補充や回復アイテム購入のためにお店に寄る必要がないので、ミッション攻略もテンポよく進められます。
これらの機能は序盤から活用できるようになるので、不便さが目立つ最序盤でゲームを投げ出さず、便利な機能がアンロックされるまで進めてみて下さい。(少し進めば色々と便利になるので。。)
マフィア3はこんな人におすすめ!
今回の記事では紹介しきれませんでしたがマフィア3は音楽もかなり良いです。
1960年代を象徴する100曲以上の名曲が収録されているため、聞き覚えのあるお馴染みの楽曲がカーラジオから流れだし、ドライブを彩ってくれるでしょう。
最後にまとめると、以下に当てはまるユーザーは是非「 マフィア3 」をプレイしてみて欲しいと思います。きっと満足のいくゲームライフが待っています!
・単調な攻略の中に楽しみを見つけられる人
・ゲーム内でのドライブが楽しいと感じる人
・仲間と敵のアジトを攻略したい人
・1960年代の時代背景や音楽に興味のある人
それではマフィア3の世界を楽しんでください!
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